ふしみだいっこのつぶやき2025年度


6月

0歳児 つくし

今月1歳になったRちゃんは、「バイバイ。」など大人の言葉や仕草の真似がとっても上手です。いつも「給食だよ、まんまだよ~!」というと「まんま!まんまー!」と言いながらハイハイで大急ぎで来てくれますし、「上手!」と言っただけで拍手もできるように。この間は、玩具を口に入れようとしたので保育者が慌てて「Rちゃん、それダメよ〜!」と言うと、「めっ!」「めっ!」と大きな声をあげて保育者に言うので、皆で笑いました。クラスの子どもたちもつられて笑っていましたよ!

 

4月末から入園し、少しずつ慣れてきたYくん、よく笑う子ですが、保育者が近づいて顔を覗き込んだりすると急にスン!と真顔になります。ボール遊びが得意で、お友だちとは転がったボールを一緒に追いかけて声をあげて笑っているのですが、そこで保育者が「楽しそうだねー。」と声をかけると急に真顔に。どうやったら慣れてもらえるのかな?と考えていると、ふっと隣に来て「どじょ。」と食べ物を渡してくれました。「ありがとう!」と言うとまた真顔にはなったのですが少し笑っていました。初めてYくんから話しかけてくれた瞬間はとても嬉しかったです。

 

1歳児 たんぽぽ

歌の大好きなたんぽぽ組さん。6月になり、かえるの合唱を歌ってみると子どもたちのお気に入りの歌になりました。今ではお部屋にいるかえるを指差し、「くわっくわっ」と歌ってくれています。小さなかえるや大きなかえるにもなりきって歌っているのですが、Gくんは大きなかえるになると鳴き声もアレンジして嬉しいそうに「がゔっがゔっ」と歌ってくれます。その様子が可愛くてたくさんかえるの合唱を歌っていたたんぽぽ組さんです。

 

保育者のことをわかってきたたんぽぽさん。朝「せ〜んせえ!」と保育者を呼んでくれたり、「おはよ!」と挨拶をしてくれるSちゃん、Yくん。友だちのことも意識できるようになり、「Rちゃん。」と名前の呼べる子もいます。最近では友だちと関わって遊ぶ姿も見られ、ブロックで同じ形を作りみんなで「いっしょー!」と見せ合っている姿が可愛いです。これからもたくさんお話しできるのが楽しみです。

 

2歳児 すみれ

ほふく室で遊んでいた時の出来事です。上の窓から光が差し込んで、床が光で明るく光っていることに気づいたSくん、手で光を触ろうとしたり、顔を床に近づけて観察したり、叩いてみたり、叩いた手をじーっと見たり、と床が光っていることに驚いている様子、空からの光だと全く気づかず、しばらくじーっと見たあと、保育者のところにかけてきて「キラキラ」と伝え、床を指さし光っている事を知らせてくれました。保育者もかけより、「キラキラだね、すごいね」と床を触ると「キラキラ、すごい!」というSくん、一緒に床を両手で大きく触り2人で一緒に寝そべってみました。ゴロンと上を向いて寝そべると光が顔に差し込みました。眩しそうな表情で、「キラキラあった!」と満面の笑みで上の窓を指さし、光の正体がわかると両手を目の上に置いたり外したり、手をぶらぶらする事を楽しんでいました。自然現象に自ら気づき不思議を見つけたSくん、私たち大人が何気なく思っている事ですが、感じたままを素直に表現し、興味や関心へとつながっていく姿を見る事ができ、幸せな気持ちになりました。子どもたちの日々の発見やつぶやきを尊重し、大切にしていきたいです。

 

園庭で遊んでいた時のことです。園庭の地面に絵を描いているRくん「せんせいたちかくね」と描き出し、手、足のながーい人を描き、「これ、やまむらせんせい」、そのあと「つぎ、ほそやせんせいかくね」と張り切るRくん、描き終え、「あら、雪だるまになっちゃった!」と照れながら見せてくれ、みんなで大笑いしました。小さいながらもよく特徴を捉えているなぁーと感心しました。子どもが描いた絵は、大人が想像もできないようなユニークな発想や表現に満ちていて見ている人を笑顔にさせ、時には感動させてくれます。何気ないお絵描きの場面でしたが、皆んなで笑顔になれた心温まるひとときでした。

 

3歳児 もも

もも組のクラスでお誕生日会をした時に、キラキラの笑顔で「お誕生日のケーキね、歯磨き粉味とチョコ味だったよ!」と教えてくれたH君。詳しく聞いてみると歯磨き粉味はミント味のことのようで、言葉の意味や経験を自分なりに結びつけて表現する姿に感動とクスッとする温かい気持ちを届けてくれました。「チョコ味もあったよ!」などと何度もお話ししてくれて、特別な出来事を大切にしているH君の心の中のとても嬉しく楽しかったキラキラした思い出がこちらにも温かく伝わってきました。子どもたちの言葉には、毎回新しい発見があり、その子の世界が広がっていて、聞いているこちらまで幸せな気持ちになります!

 

お天気がとっても良く窪伏見台公園へ遊びに行ってきた時のことです。

アリが虫を運んでいるのを観察していたI君と保育者、「アリさんって川に落ちないんだよ!よそ見しても」と保育者に教えてくれたI君。「そうなの?なんでかな?」と保育者が聞いてみると「だって…ちゃんと気がつくから!」とお話ししてくれましたよ。以前もお父さんやお母さんとアリさんの観察をして気がついたのかな!?新しいアリの姿を知りまた嬉しくなった保育者なのでした!教えてくれてありがとう!

 

給食の後、おもちゃで遊んでいた時のことです。美味しい給食を食べすぎたのでしょうか?!保育者のお腹が少し痛くなり、さすっていると「どうしたの?」と心配してくれたT君「お腹痛くて…」と伝えるとおもちゃのブロックを持ってきて「はい、ビフィズス菌」と渡してくれたんです。お腹の調子を良くする薬!知っているのかー!の驚きと優しさを感じた保育者なのでした。たくさん笑いお腹の痛さも飛んでいきました!ありがとうT君。

 

4歳児 ばら

6月14日は父の日ということで、園では、おじいちゃんやお父さんなど、大好きな家族に向けてプレゼントを制作し、持ち帰りました。胸のポケットには、お手伝い券や肩たたき券を入れて…!月曜日、「肩たたきしてあげたよ!」と駆け寄ってお話ししてくれたKくんに続き、「ママと一緒にチャーハン焼いてあげたよ!」と嬉しそうに教えてくれたSちゃん。Kちゃんは、「パパとお着替え券と飲み物券作った!」と話していました。“パパと一緒にお着替えをする券”と“一緒に飲み物を飲む券”だそうで、可愛いエピソードがたくさんあって幸せな気持ちになりました。今は、保育者にも「肩たたきしてあげる!」と肩たたきをしてくれたり、「ばぁばに肩たたき上手って言われた!」と肩たたきにハマっているばら組さんです。

 

雨の日にお部屋で、新聞紙遊びをしました。「野球しよう!」とボールとバットを作り投げ合ったり、細かく破って「雨!」と舞い上がらせたり、床に敷いてピクニックごっこをしている子もいましたよ。「持っとって!」と友だちや保育者に新聞紙を広げて持ってもらい、パンチして破っている子もいました。自分たちでいろんな遊び方を考え、友だちと一緒に楽しみ、遊びが広がっていく姿になんだか成長を感じました。お片付けはゴミ袋に新聞紙を集めると、大きな袋2つになりました。「雪だるまにしよう!」とMちゃんが言うと、みんな大賛成!!保育者が目と口を作ると、「おばけみたいじゃない?」「やっぱりおばけにしよう!」「目1つにして!」と大盛り上がりで、出来上がったおばけに“ひとつめこぞう”と名前をつけて記念撮影をしました。

 

5歳児 さくら

先日七夕制作で、透明のコップに自分で切ったセロファンを貼っていきステンドグラス風の制作に取り組みました。Aくんが黄色と赤色のセロファンを貼ると「あっ!オレンジ色になった!」と嬉しそうな表情で周りにいた保育者や友だちに見せてくれました。するとYちゃんは「見て!Yのは黒になってる!」と驚きながら見せてくれました。用意したセロファンは赤、青、黄、緑、ピンク色の5色だったのですが色の重なり具合で色んな色が出来上がったのです。「次は何色になるかな〜?」とワクワクしながら取り組む姿や、Mちゃんは「先生がピンク〜!お部屋もピンク〜!」とセロファン越しに見える景色を楽しんでいましたよ。新しい発見をした時、キラキラした表情でその発見を話してくれる子ども達が大好きです!これからも小さな発見も大きな発見も一緒に楽しんでいきたいと思います。

 

さくら組にいるカブトムシの2匹が成虫になりました!!

お昼寝の時間、むくっと起き上がり何かと思えば虫が大好きなK君は「先生、裏返しになってるよ」と教えてくれました。しっかりと見ていたのですね!虫が少し怖い保育者はK君に「直してくれる?」とお願いすると快く「うん!」と答えカブトムシの向きを直してくれました。虫が大好きな子、制作が得意な子、歌うことが好きな子…さくら組にはいろいろな子がいて、保育者は毎日子どもたちの力を借りながら楽しく過ごしています。これから、カブトムシのお世話も頑張っていこうね!


5月

0歳児 つくし

4月の頃は寝ている時間も長く、まだ「あー」という短い一言の喃語が出てきたところだった7か月のSちゃん。最近は食事中や午睡後に抑揚をつけて「あ~う~…〇×※△◇…・。」と15分も喋っていてご飯を食べるのも止まるほどのおしゃべり好きになりました。何を言っているかは分からないのですが、とにかくご機嫌で「何のお話かなー?」と聞き返すと声をあげて笑ったり、満足そうにしています。大人にも分かる単語が出てくる時が今から楽しみです!

 

1歳のお誕生日を迎えたSちゃん。食べることが大好きで、保育者がおやつや給食の準備をしている時はいつも柵につかまって待っていてくれます。ある日、柵につかまって待っているSちゃんに「せんせ。」と呼ばれた気がして「はーい!」と手を挙げてへ返事をすると喜んでくれたことがありました。それ以来、「せんせ。」「はーい!」はSちゃんとのお決まりのやりとりになっています。相手に言葉で通じるということは大人になっても嬉しいものだなと思います。

 

1歳児 たんぽぽ

天気の良い日が続き、ツバメが巣作りを始めた頃、たんぽぽ組の窓からもツバメが飛んでいる姿がよく見えましたよ。「ツバメさん遊びにきたよ。」と保育者が話しているとみんな窓の外を興味津々に見つめていました。Sちゃんはツバメを見つけると「ちゅんちゅん!」と嬉しいそうに指差ししていて、鳥を見つけると「ちゅんちゅん」になってしまうSちゃんがとても可愛いなとほっこりした保育者でした。

 

可愛い洋服をたくさん見せてくれるたんぽぽ組さん。保育者も可愛い、面白い洋服を見るのが楽しみになっています。お話が上手になってきたRちゃんも洋服の紹介を「かわいー!」と教えてくれます。ある日ミッキーマウスの洋服を着ており、「Rちゃん可愛いいね!ミッキーだ!」と保育者が話すと「うん!キッキー!」と話してくれました。その言い方が可愛いくてついつい「これだあれ?」と何度も聞いてしまった保育者です。

 

2歳児 すみれ

給食を食べている時のことです。その日のおかずに、ひじきとインゲンの和え物が出ました。保育者が「インゲン入ってる、そら豆くんのお友だちだー!」と伝えると、最近、お気に入りの絵本で読んだ『そら豆くんのおともだち』の影響からか、みんなインゲンを探し始め、「ほんとやー!そらまめくんのおともだちおったー!」とにこにこ笑顔のO子ちゃん、「あったー!おともだちいたよ」と嬉しそうなHくん、いつもは苦手なインゲンを楽しんで食べる子どもたち、絵本の世界に入り込める子どもたちのかわいい姿でした。

 

屋上でシャボン玉遊びをしていた時のことです。保育者がシャボン玉をとばすと大喜びで手を伸ばし触ろうと一生懸命になっている子どもたち、Sちゃんが空に舞い上がっていくシャボン玉に向かって「いかないで〜」と手を伸ばし、「まってーいかないで〜、もっとあそぼうよ〜」と手を合わせお願いポーズをしながら、シャボン玉を名残惜しそうに見つめていました。その後、空に上がっていくシャボン玉に向かって「あしたもいっしょにあそぼうね〜」と手を振り物にも心があるかのように、感性豊かで優しさあふれる素敵な場面を見て心がほっこりしました。

 

3歳児 もも

朝、ブロック遊びをしていた時のことです。ブロックを浮かばせ遊んでいたI君、保育者が「飛行機?かっこいいね」と声をかけると「ドヨン」との事。飛行機では無いことはわかったのですが『ドヨン』が分からず…困った顔をしているのがI君にもわかったのでしょうか?「ド ヨ ン」とゆっくり言ってくれました。その姿がとっても可愛かったです。ですが、大事なドヨンは分からず2人で一緒に困った顔に…その後I君が「スーパードヨン」と言ったのです。すると閃いた保育者!「スーパードロン!?」そうそうというような表情のI君、ニコニコハイタッチをしました。I君と通じ合えた瞬間を感じた保育者なのでした!

 

ニューブロックで細長い物を作っていたNちゃん。「何を作ってるの?」と尋ねると、少し得意げに「こいのぼりカメラ!」と教えてくれました。カメラ?と不思議に思いながら話を聞くと、午前中に保育者が園庭にこいのぼりを飾る様子をみんなで見ていた時のことを話してくれました。その時、こいのぼりを見ていたみんながニコニコ笑顔だったのが印象的だったようで、「こいのぼりになってみんなの笑った顔を撮っているの!パシャパシャ」とニューブロックで作ったこいのぼりカメラを向けながら教えてくれたのです。子どもならではの視点とみんなの笑顔が大好きなNちゃんの優しさに心がじんわり温まりました。

 

4歳児 ばら

さくら組さんと一緒に、大乗寺公園までお散歩に行ってきました!ちょっと遠いけど、大丈夫かな?と心配もありましたが、さくら組さんに手を繋いでもらい、元気いっぱい「いってきまーす!」と園を出発しました。到着した大乗寺は、つつじが見頃でとってもきれいでしたよ〜!みんなで写真を撮ったり、散策を楽しんできました。帰ってから、「ぜんっっぜん疲れんだ!」とたくましいRくん。「さくらさん、優しかった!最後、ありがとって言ったよ。」「一緒に手繋ごうって言ったら、うんって言ってくれて、すっごい優しかった〜!」「大好きな友達がいまーす!Sちゃん!」などなど、さくら組さんの話題でもちきりでした。憧れのお兄さんお姉さんとの関わりが、特別な時間になったようです。次は、みんなが小さい子に優しくしてあげられるかな?この優しさのバトンが繋がって欲しいなと思い、来月は、もも組さんとのお散歩を計画中です!

 

園庭あそびが大好きな子どもたち。園庭に出ると友だちと一緒に、のびのび楽しんでいます。ある日、「こっちに避難してくださーい!」「助けて〜!」「Aくん!早くこっちに避難してください!」と、大型遊具や太鼓橋に次々のぼる子どもたち。突然始まった避難訓練ごっこ!?と思いきや、「虫がいっぱいおるから逃げとるんや〜!」と、虫から逃げ回って遊んでいました。「今日は蜂の日!」「虫の探検の日!」なんだそうです!子どもたちの発想は、本当に可愛らしいですね!

 

5歳児 さくら

先日さつまいもの苗植えをしたさくら組さん。翌日から天気の良い日にはお当番さんに水やりをお願いしています。赤いジョーロを持って畑に行くと、土がカラカラに乾いていました。何度も水を汲んでは「次はここ」「こっちも水いるよ」など同じグループの友だちと声を掛け合って水やりをしてくれました。全ての苗に水やりを終えると「あれっ?」とじゃがいもを植えた畑に目を向けるMちゃん。白い小さな花が咲いていることに気がつきました。「花咲いてる〜!」とびっくりしていましたがその後「可愛いね」と友だちと嬉しそうに話していました。種芋植えから始まり、芽が出て大きくなり、花が咲きと畑に行くたび変化に気がつく子ども達。次はどんな声が聞こえてくるのかなと楽しみにしている保育者です。

 

園庭に出た時のこと。2日連続ではさみ虫を見つけた男の子達。お部屋に戻って観察しようと思い観察ケースに入れたのですがはさみ虫の元気がなくなってしまいました。そこで保育者が「元気ないけど園庭に返す?」と聞くとN君が「(保育者がたまたま持っていた)はちみつあげたらいいんじゃない?」K君は「水をあげたらいいんじゃない?」T君は「ひとりで離れ離れやし園庭返してあげた方がいいんじゃない?」という子ども達からの提案がありました。実際に何を食べるのかが分からなかったので、何を食べるのかをお家で調べてきてと伝えると次の日「先生、小さい虫を食べるんだって!」Yちゃんは「昆虫ゼリーと野菜食べるんだって」と調べてきたことを一生懸命伝えてくれた子ども達。一生懸命調べてきてくれた子、考えてくれた子、生き物に対して思いやりを持てたことにとても嬉しくなりました。生き物を育てることの楽しさ、生命の尊さをこれからも感じて成長してほしいと思った保育者です。


4月

0歳児 つくし

少し遅れて入園してきたRちゃんは人懐こく初日からニコニコで言葉かけに表情で返してくれる子でした。ある日、一緒に玄関に花を見に行った時に「見てみて!」と声をかけると「あー?」とお返事。可愛いので褒めていたら、それからは何か話しかけるたびに「あー?」と聞き返してきたり、その後も「ごにょごにょ・・」と何か話しています。もしかしたら本当は喋れるのでは?と思っていたら、一日保育初日に待ちに待ったお迎えのお母さんを見て「ママ!」とはっきり言いました。私たちも早く「せんせー!」と呼んでもらいたいなと思います。

 

入園以来、保育者とニコニコで遊んでくれるSちゃん。バイバイ!と言えば手を振ってくれたり、大人の言葉をよくわかっている様子です。「いないいなーい!」と言えば口が「ばぁ」の形になっていたり、もう少しでお話する声が聞けそうです。驚いたのが給食の前に「おてて洗うよ~!」と声をかけただけで両手を伸ばして抱っこしてもらい「手洗い場に行って!」と指を差して教えてくれたこと。赤ちゃんは、生活の中で色んな言葉を覚えてそれが動作につながっていくのだなぁと改めて感心しました。

 

1歳児 たんぽぽ

 新しい環境になり泣いていたたんぽぽ組さんでしたが少しずつ園生活にも慣れてきて、最近では笑顔を見せてくれるようになりました。歌の大好きなたんぽぽ組さんはお部屋で歌をうたうと「もっかい?」と口で伝えたり手を叩いて「もう一回」を伝えてくれています。保育者の肩をポンポンして伝えようとするなど自分の思いを保育者に伝える姿も多く見られます。これからたくさんお話しできるのが楽しみですね。

 

 お話し上手なYくん。車が大好きで毎日「きゅーきゅーしゃ」と作った車を見せてくれます。雨の降った日にお家でも雨の話をしていたことを聞いて園でも「Yくん。雨ザーザーだね。雨すごいね。」と話しかけると「あめ、ざーざーすご〜い‼︎」と拍手をして雨の様子を覗いて見ていましたよ。拍手をする姿がとっても可愛いかったです。

 

2歳児 すみれ

給食を食べている時の出来事です。Hくんのご飯茶碗に少しご飯粒が数個ついていたので「あつまれしてね」と保育者が伝えるとご飯茶碗を覗き込み「あつまれー」と茶碗についたご飯に向かって言っていました。素直なHくんのほっこりする場面でした。

 

園庭で遊んでいると空に飛行機が飛んでいたのを「あ、ひこうき」と子どもが見つけ、保育者が「どこいくんだろう?」と言うとRくんが「おかいものいくんじゃない」と嬉しそうに答え、みんなが「そうかおかいものか」と飛行機でもお買い物に行くという夢のあるRくんの発想にホッコリする場面でした。

 

3歳児 もも

4月から入園したNちゃんはおままごとが好きなようで「せんせーご飯作ったよ」とよく作ってくれます。

その日はブロックあそびをしており「せんせーコロフィです」とブロックを縦に積んで持ってきてくれたのですがコロフィがわからない保育者。「ありがとう」とお礼を伝えると「お母さんいつも頑張ってくれているから、コロフィあげたいの」との事でした。もしや…と思い「トロフィ?」とNちゃんに聞いてみると「そうそう」「コロフィ!」とお母さん思いの優しいNちゃんでした。可愛い言い間違いにほっこりした保育者なのでした。

 

 朝の登園時に、涙を流して不安そうにしている友だちを見つけたAくんは、そっとその子に近づき、「園に行くと楽しいもんね!大丈夫だよ」と優しく声をかけていました。その姿はとても自然で、まるで自分がかつて、そうしてもらっていた事を思い出しているかのようでした。Aくん自身も、不安な気持ちを乗り越えて、園が楽しい所だと感じられるようになったのかな、と小さな成長と優しさに心がぽかぽかと温かくなりました。

 

4歳児 ばら

 「ばらさんやし!」が口癖で、進級したことが嬉しくてたまらない子どもたち。進級したことが、様々な場面での意欲につながっているようです。保育者がお話をしようと前に立つと、「しっ!!」「体育座りやよ!」「先生の顔見て話聞かんんなんよ!」「お口チャックして!」など、みんなで声を掛け合う姿も見せてくれます。この一年でどんな風に成長していくのか、傍でみんなの成長が見られることが、今からとっても楽しみです。

 

 屋上へ出てシャボン玉遊びをしました。屋上は開放的で、子どもたちは大喜びです。伏見台小学校を指差し「先生!あれ、お兄ちゃんの学校やよ!」と教えてくれたり、お山に咲いている桜の木を指差し「お花咲いて綺麗やね。」と、360°の景色も楽しんでいます。シャボン玉あそびでは、シャボン玉が飛ぶたびに歓声を上げて楽しんでいた子どもたち。「先生〜!宇宙まで飛んでいったらどうする?」と言うSくんに、「宇宙まで行くかな?」と聞き返すと、「行くよ!」と目を輝かせていました。これからも大きな夢を持って、のびのび大きくなってね〜!

 

 

5歳児 さくら

進級し園の中で1番上のお兄さんお姉さんになったさくら組さん。緑色のバッチをもらいとても嬉しそうな表情で「さくらさんになったし、パラバルーンやる‼︎」「組体操も頑張らんなん」「お当番さんもいっぱいやる事あるよね」など保育者に話をしてくれて楽しみな事が多いようです。「さくらさん」という声かけに今までは「はあい」でしたが「はい!」と年長らしくピシッと決めてくれるさくら組さん。たくさんの事を経験し、楽しい思い出を増やしこうね。

お家でも園であった、楽しかった事や悔しかった事などたくさんお話しするかと思います。お話をたくさん聞いてあげてくださいね。私たちも保護者の方々と一緒に子どもたちの成長をサポートしていこうと思います。1年間よろしくお願いいたします。

 

さくら組さんの特別なイベントの一つ、『たけのこ掘り』に行ってきました。いつもより長い道のりを歩いていき横断歩道を二つ渡り、竹林までもう少し!子ども達を出迎えたのは長い長い坂道でした。驚く程の坂道に「ちょっとドキドキする」と言うMちゃん。「まだ元気やし大丈夫!」と言うH君。一歩一歩進んで行き、途中で少し振り返り景色を楽しんだりしながら、竹林に到着しました。園長先生からたけのこ掘りで使う道具の名前やどこにたけのこがあるのか等教えてもらい、たけのこ掘りがスタートしました!「あったよー!」と嬉しそうな顔で友だちと一緒に掘ったり、「見てー!でっかいよ!」と大きなたけのこを掘り大喜びする子ども達!お茶休憩後には、手作りのブランコ遊びやカブトムシの幼虫観察をしたり、たくさんの自然に触れ合うことができました。帰り道では「あれ?園が見える!」とみんなに教えてくれたS君。坂の上から見える景色の中になんと伏見台保育園N e oが見えたのです。園を見つけるとみんな笑顔になっていました。そして「たけのこご飯食べたいな」「たけのこって美味しいよね」と話すN君やSちゃん。「虫たくさんおったね!」と話すK君。「楽しかった〜!」の声があちらこちらから聞こえました。良いお顔をしながら話す姿に嬉しくなる保育者でした。