ふしみだいっこのつぶやき2025年度

4月

0歳児 つくし

少し遅れて入園してきたRちゃんは人懐こく初日からニコニコで言葉かけに表情で返してくれる子でした。ある日、一緒に玄関に花を見に行った時に「見てみて!」と声をかけると「あー?」とお返事。可愛いので褒めていたら、それからは何か話しかけるたびに「あー?」と聞き返してきたり、その後も「ごにょごにょ・・」と何か話しています。もしかしたら本当は喋れるのでは?と思っていたら、一日保育初日に待ちに待ったお迎えのお母さんを見て「ママ!」とはっきり言いました。私たちも早く「せんせー!」と呼んでもらいたいなと思います。

 

入園以来、保育者とニコニコで遊んでくれるSちゃん。バイバイ!と言えば手を振ってくれたり、大人の言葉をよくわかっている様子です。「いないいなーい!」と言えば口が「ばぁ」の形になっていたり、もう少しでお話する声が聞けそうです。驚いたのが給食の前に「おてて洗うよ~!」と声をかけただけで両手を伸ばして抱っこしてもらい「手洗い場に行って!」と指を差して教えてくれたこと。赤ちゃんは、生活の中で色んな言葉を覚えてそれが動作につながっていくのだなぁと改めて感心しました。

 

1歳児 たんぽぽ

 新しい環境になり泣いていたたんぽぽ組さんでしたが少しずつ園生活にも慣れてきて、最近では笑顔を見せてくれるようになりました。歌の大好きなたんぽぽ組さんはお部屋で歌をうたうと「もっかい?」と口で伝えたり手を叩いて「もう一回」を伝えてくれています。保育者の肩をポンポンして伝えようとするなど自分の思いを保育者に伝える姿も多く見られます。これからたくさんお話しできるのが楽しみですね。

 

 お話し上手なYくん。車が大好きで毎日「きゅーきゅーしゃ」と作った車を見せてくれます。雨の降った日にお家でも雨の話をしていたことを聞いて園でも「Yくん。雨ザーザーだね。雨すごいね。」と話しかけると「あめ、ざーざーすご〜い‼︎」と拍手をして雨の様子を覗いて見ていましたよ。拍手をする姿がとっても可愛いかったです。

 

2歳児 すみれ

給食を食べている時の出来事です。Hくんのご飯茶碗に少しご飯粒が数個ついていたので「あつまれしてね」と保育者が伝えるとご飯茶碗を覗き込み「あつまれー」と茶碗についたご飯に向かって言っていました。素直なHくんのほっこりする場面でした。

 

園庭で遊んでいると空に飛行機が飛んでいたのを「あ、ひこうき」と子どもが見つけ、保育者が「どこいくんだろう?」と言うとRくんが「おかいものいくんじゃない」と嬉しそうに答え、みんなが「そうかおかいものか」と飛行機でもお買い物に行くという夢のあるRくんの発想にホッコリする場面でした。

 

3歳児 もも

4月から入園したNちゃんはおままごとが好きなようで「せんせーご飯作ったよ」とよく作ってくれます。

その日はブロックあそびをしており「せんせーコロフィです」とブロックを縦に積んで持ってきてくれたのですがコロフィがわからない保育者。「ありがとう」とお礼を伝えると「お母さんいつも頑張ってくれているから、コロフィあげたいの」との事でした。もしや…と思い「トロフィ?」とNちゃんに聞いてみると「そうそう」「コロフィ!」とお母さん思いの優しいNちゃんでした。可愛い言い間違いにほっこりした保育者なのでした。

 

 朝の登園時に、涙を流して不安そうにしている友だちを見つけたAくんは、そっとその子に近づき、「園に行くと楽しいもんね!大丈夫だよ」と優しく声をかけていました。その姿はとても自然で、まるで自分がかつて、そうしてもらっていた事を思い出しているかのようでした。Aくん自身も、不安な気持ちを乗り越えて、園が楽しい所だと感じられるようになったのかな、と小さな成長と優しさに心がぽかぽかと温かくなりました。

 

4歳児 ばら

 「ばらさんやし!」が口癖で、進級したことが嬉しくてたまらない子どもたち。進級したことが、様々な場面での意欲につながっているようです。保育者がお話をしようと前に立つと、「しっ!!」「体育座りやよ!」「先生の顔見て話聞かんんなんよ!」「お口チャックして!」など、みんなで声を掛け合う姿も見せてくれます。この一年でどんな風に成長していくのか、傍でみんなの成長が見られることが、今からとっても楽しみです。

 

 屋上へ出てシャボン玉遊びをしました。屋上は開放的で、子どもたちは大喜びです。伏見台小学校を指差し「先生!あれ、お兄ちゃんの学校やよ!」と教えてくれたり、お山に咲いている桜の木を指差し「お花咲いて綺麗やね。」と、360°の景色も楽しんでいます。シャボン玉あそびでは、シャボン玉が飛ぶたびに歓声を上げて楽しんでいた子どもたち。「先生〜!宇宙まで飛んでいったらどうする?」と言うSくんに、「宇宙まで行くかな?」と聞き返すと、「行くよ!」と目を輝かせていました。これからも大きな夢を持って、のびのび大きくなってね〜!

 

 

5歳児 さくら

進級し園の中で1番上のお兄さんお姉さんになったさくら組さん。緑色のバッチをもらいとても嬉しそうな表情で「さくらさんになったし、パラバルーンやる‼︎」「組体操も頑張らんなん」「お当番さんもいっぱいやる事あるよね」など保育者に話をしてくれて楽しみな事が多いようです。「さくらさん」という声かけに今までは「はあい」でしたが「はい!」と年長らしくピシッと決めてくれるさくら組さん。たくさんの事を経験し、楽しい思い出を増やしこうね。

お家でも園であった、楽しかった事や悔しかった事などたくさんお話しするかと思います。お話をたくさん聞いてあげてくださいね。私たちも保護者の方々と一緒に子どもたちの成長をサポートしていこうと思います。1年間よろしくお願いいたします。

 

さくら組さんの特別なイベントの一つ、『たけのこ掘り』に行ってきました。いつもより長い道のりを歩いていき横断歩道を二つ渡り、竹林までもう少し!子ども達を出迎えたのは長い長い坂道でした。驚く程の坂道に「ちょっとドキドキする」と言うMちゃん。「まだ元気やし大丈夫!」と言うH君。一歩一歩進んで行き、途中で少し振り返り景色を楽しんだりしながら、竹林に到着しました。園長先生からたけのこ掘りで使う道具の名前やどこにたけのこがあるのか等教えてもらい、たけのこ掘りがスタートしました!「あったよー!」と嬉しそうな顔で友だちと一緒に掘ったり、「見てー!でっかいよ!」と大きなたけのこを掘り大喜びする子ども達!お茶休憩後には、手作りのブランコ遊びやカブトムシの幼虫観察をしたり、たくさんの自然に触れ合うことができました。帰り道では「あれ?園が見える!」とみんなに教えてくれたS君。坂の上から見える景色の中になんと伏見台保育園N e oが見えたのです。園を見つけるとみんな笑顔になっていました。そして「たけのこご飯食べたいな」「たけのこって美味しいよね」と話すN君やSちゃん。「虫たくさんおったね!」と話すK君。「楽しかった〜!」の声があちらこちらから聞こえました。良いお顔をしながら話す姿に嬉しくなる保育者でした。