5月
0歳児 つくし
4月の頃は寝ている時間も長く、まだ「あー」という短い一言の喃語が出てきたところだった7か月のSちゃん。最近は食事中や午睡後に抑揚をつけて「あ~う~…〇×※△◇…・。」と15分も喋っていてご飯を食べるのも止まるほどのおしゃべり好きになりました。何を言っているかは分からないのですが、とにかくご機嫌で「何のお話かなー?」と聞き返すと声をあげて笑ったり、満足そうにしています。大人にも分かる単語が出てくる時が今から楽しみです!
1歳のお誕生日を迎えたSちゃん。食べることが大好きで、保育者がおやつや給食の準備をしている時はいつも柵につかまって待っていてくれます。ある日、柵につかまって待っているSちゃんに「せんせ。」と呼ばれた気がして「はーい!」と手を挙げてへ返事をすると喜んでくれたことがありました。それ以来、「せんせ。」「はーい!」はSちゃんとのお決まりのやりとりになっています。相手に言葉で通じるということは大人になっても嬉しいものだなと思います。
1歳児 たんぽぽ
天気の良い日が続き、ツバメが巣作りを始めた頃、たんぽぽ組の窓からもツバメが飛んでいる姿がよく見えましたよ。「ツバメさん遊びにきたよ。」と保育者が話しているとみんな窓の外を興味津々に見つめていました。Sちゃんはツバメを見つけると「ちゅんちゅん!」と嬉しいそうに指差ししていて、鳥を見つけると「ちゅんちゅん」になってしまうSちゃんがとても可愛いなとほっこりした保育者でした。
可愛い洋服をたくさん見せてくれるたんぽぽ組さん。保育者も可愛い、面白い洋服を見るのが楽しみになっています。お話が上手になってきたRちゃんも洋服の紹介を「かわいー!」と教えてくれます。ある日ミッキーマウスの洋服を着ており、「Rちゃん可愛いいね!ミッキーだ!」と保育者が話すと「うん!キッキー!」と話してくれました。その言い方が可愛いくてついつい「これだあれ?」と何度も聞いてしまった保育者です。
2歳児 すみれ
給食を食べている時のことです。その日のおかずに、ひじきとインゲンの和え物が出ました。保育者が「インゲン入ってる、そら豆くんのお友だちだー!」と伝えると、最近、お気に入りの絵本で読んだ『そら豆くんのおともだち』の影響からか、みんなインゲンを探し始め、「ほんとやー!そらまめくんのおともだちおったー!」とにこにこ笑顔のO子ちゃん、「あったー!おともだちいたよ」と嬉しそうなHくん、いつもは苦手なインゲンを楽しんで食べる子どもたち、絵本の世界に入り込める子どもたちのかわいい姿でした。
屋上でシャボン玉遊びをしていた時のことです。保育者がシャボン玉をとばすと大喜びで手を伸ばし触ろうと一生懸命になっている子どもたち、Sちゃんが空に舞い上がっていくシャボン玉に向かって「いかないで〜」と手を伸ばし、「まってーいかないで〜、もっとあそぼうよ〜」と手を合わせお願いポーズをしながら、シャボン玉を名残惜しそうに見つめていました。その後、空に上がっていくシャボン玉に向かって「あしたもいっしょにあそぼうね〜」と手を振り物にも心があるかのように、感性豊かで優しさあふれる素敵な場面を見て心がほっこりしました。
3歳児 もも
朝、ブロック遊びをしていた時のことです。ブロックを浮かばせ遊んでいたI君、保育者が「飛行機?かっこいいね」と声をかけると「ドヨン」との事。飛行機では無いことはわかったのですが『ドヨン』が分からず…困った顔をしているのがI君にもわかったのでしょうか?「ド ヨ ン」とゆっくり言ってくれました。その姿がとっても可愛かったです。ですが、大事なドヨンは分からず2人で一緒に困った顔に…その後I君が「スーパードヨン」と言ったのです。すると閃いた保育者!「スーパードロン!?」そうそうというような表情のI君、ニコニコハイタッチをしました。I君と通じ合えた瞬間を感じた保育者なのでした!
ニューブロックで細長い物を作っていたNちゃん。「何を作ってるの?」と尋ねると、少し得意げに「こいのぼりカメラ!」と教えてくれました。カメラ?と不思議に思いながら話を聞くと、午前中に保育者が園庭にこいのぼりを飾る様子をみんなで見ていた時のことを話してくれました。その時、こいのぼりを見ていたみんながニコニコ笑顔だったのが印象的だったようで、「こいのぼりになってみんなの笑った顔を撮っているの!パシャパシャ」とニューブロックで作ったこいのぼりカメラを向けながら教えてくれたのです。子どもならではの視点とみんなの笑顔が大好きなNちゃんの優しさに心がじんわり温まりました。
4歳児 ばら
さくら組さんと一緒に、大乗寺公園までお散歩に行ってきました!ちょっと遠いけど、大丈夫かな?と心配もありましたが、さくら組さんに手を繋いでもらい、元気いっぱい「いってきまーす!」と園を出発しました。到着した大乗寺は、つつじが見頃でとってもきれいでしたよ〜!みんなで写真を撮ったり、散策を楽しんできました。帰ってから、「ぜんっっぜん疲れんだ!」とたくましいRくん。「さくらさん、優しかった!最後、ありがとって言ったよ。」「一緒に手繋ごうって言ったら、うんって言ってくれて、すっごい優しかった〜!」「大好きな友達がいまーす!Sちゃん!」などなど、さくら組さんの話題でもちきりでした。憧れのお兄さんお姉さんとの関わりが、特別な時間になったようです。次は、みんなが小さい子に優しくしてあげられるかな?この優しさのバトンが繋がって欲しいなと思い、来月は、もも組さんとのお散歩を計画中です!
園庭あそびが大好きな子どもたち。園庭に出ると友だちと一緒に、のびのび楽しんでいます。ある日、「こっちに避難してくださーい!」「助けて〜!」「Aくん!早くこっちに避難してください!」と、大型遊具や太鼓橋に次々のぼる子どもたち。突然始まった避難訓練ごっこ!?と思いきや、「虫がいっぱいおるから逃げとるんや〜!」と、虫から逃げ回って遊んでいました。「今日は蜂の日!」「虫の探検の日!」なんだそうです!子どもたちの発想は、本当に可愛らしいですね!
5歳児 さくら
先日さつまいもの苗植えをしたさくら組さん。翌日から天気の良い日にはお当番さんに水やりをお願いしています。赤いジョーロを持って畑に行くと、土がカラカラに乾いていました。何度も水を汲んでは「次はここ」「こっちも水いるよ」など同じグループの友だちと声を掛け合って水やりをしてくれました。全ての苗に水やりを終えると「あれっ?」とじゃがいもを植えた畑に目を向けるMちゃん。白い小さな花が咲いていることに気がつきました。「花咲いてる〜!」とびっくりしていましたがその後「可愛いね」と友だちと嬉しそうに話していました。種芋植えから始まり、芽が出て大きくなり、花が咲きと畑に行くたび変化に気がつく子ども達。次はどんな声が聞こえてくるのかなと楽しみにしている保育者です。
園庭に出た時のこと。2日連続ではさみ虫を見つけた男の子達。お部屋に戻って観察しようと思い観察ケースに入れたのですがはさみ虫の元気がなくなってしまいました。そこで保育者が「元気ないけど園庭に返す?」と聞くとN君が「(保育者がたまたま持っていた)はちみつあげたらいいんじゃない?」K君は「水をあげたらいいんじゃない?」T君は「ひとりで離れ離れやし園庭返してあげた方がいいんじゃない?」という子ども達からの提案がありました。実際に何を食べるのかが分からなかったので、何を食べるのかをお家で調べてきてと伝えると次の日「先生、小さい虫を食べるんだって!」Yちゃんは「昆虫ゼリーと野菜食べるんだって」と調べてきたことを一生懸命伝えてくれた子ども達。一生懸命調べてきてくれた子、考えてくれた子、生き物に対して思いやりを持てたことにとても嬉しくなりました。生き物を育てることの楽しさ、生命の尊さをこれからも感じて成長してほしいと思った保育者です。
4月
0歳児 つくし
少し遅れて入園してきたRちゃんは人懐こく初日からニコニコで言葉かけに表情で返してくれる子でした。ある日、一緒に玄関に花を見に行った時に「見てみて!」と声をかけると「あー?」とお返事。可愛いので褒めていたら、それからは何か話しかけるたびに「あー?」と聞き返してきたり、その後も「ごにょごにょ・・」と何か話しています。もしかしたら本当は喋れるのでは?と思っていたら、一日保育初日に待ちに待ったお迎えのお母さんを見て「ママ!」とはっきり言いました。私たちも早く「せんせー!」と呼んでもらいたいなと思います。
入園以来、保育者とニコニコで遊んでくれるSちゃん。バイバイ!と言えば手を振ってくれたり、大人の言葉をよくわかっている様子です。「いないいなーい!」と言えば口が「ばぁ」の形になっていたり、もう少しでお話する声が聞けそうです。驚いたのが給食の前に「おてて洗うよ~!」と声をかけただけで両手を伸ばして抱っこしてもらい「手洗い場に行って!」と指を差して教えてくれたこと。赤ちゃんは、生活の中で色んな言葉を覚えてそれが動作につながっていくのだなぁと改めて感心しました。
1歳児 たんぽぽ
新しい環境になり泣いていたたんぽぽ組さんでしたが少しずつ園生活にも慣れてきて、最近では笑顔を見せてくれるようになりました。歌の大好きなたんぽぽ組さんはお部屋で歌をうたうと「もっかい?」と口で伝えたり手を叩いて「もう一回」を伝えてくれています。保育者の肩をポンポンして伝えようとするなど自分の思いを保育者に伝える姿も多く見られます。これからたくさんお話しできるのが楽しみですね。
お話し上手なYくん。車が大好きで毎日「きゅーきゅーしゃ」と作った車を見せてくれます。雨の降った日にお家でも雨の話をしていたことを聞いて園でも「Yくん。雨ザーザーだね。雨すごいね。」と話しかけると「あめ、ざーざーすご〜い‼︎」と拍手をして雨の様子を覗いて見ていましたよ。拍手をする姿がとっても可愛いかったです。
2歳児 すみれ
給食を食べている時の出来事です。Hくんのご飯茶碗に少しご飯粒が数個ついていたので「あつまれしてね」と保育者が伝えるとご飯茶碗を覗き込み「あつまれー」と茶碗についたご飯に向かって言っていました。素直なHくんのほっこりする場面でした。
園庭で遊んでいると空に飛行機が飛んでいたのを「あ、ひこうき」と子どもが見つけ、保育者が「どこいくんだろう?」と言うとRくんが「おかいものいくんじゃない」と嬉しそうに答え、みんなが「そうかおかいものか」と飛行機でもお買い物に行くという夢のあるRくんの発想にホッコリする場面でした。
3歳児 もも
4月から入園したNちゃんはおままごとが好きなようで「せんせーご飯作ったよ」とよく作ってくれます。
その日はブロックあそびをしており「せんせーコロフィです」とブロックを縦に積んで持ってきてくれたのですがコロフィがわからない保育者。「ありがとう」とお礼を伝えると「お母さんいつも頑張ってくれているから、コロフィあげたいの」との事でした。もしや…と思い「トロフィ?」とNちゃんに聞いてみると「そうそう」「コロフィ!」とお母さん思いの優しいNちゃんでした。可愛い言い間違いにほっこりした保育者なのでした。
朝の登園時に、涙を流して不安そうにしている友だちを見つけたAくんは、そっとその子に近づき、「園に行くと楽しいもんね!大丈夫だよ」と優しく声をかけていました。その姿はとても自然で、まるで自分がかつて、そうしてもらっていた事を思い出しているかのようでした。Aくん自身も、不安な気持ちを乗り越えて、園が楽しい所だと感じられるようになったのかな、と小さな成長と優しさに心がぽかぽかと温かくなりました。
4歳児 ばら
「ばらさんやし!」が口癖で、進級したことが嬉しくてたまらない子どもたち。進級したことが、様々な場面での意欲につながっているようです。保育者がお話をしようと前に立つと、「しっ!!」「体育座りやよ!」「先生の顔見て話聞かんんなんよ!」「お口チャックして!」など、みんなで声を掛け合う姿も見せてくれます。この一年でどんな風に成長していくのか、傍でみんなの成長が見られることが、今からとっても楽しみです。
屋上へ出てシャボン玉遊びをしました。屋上は開放的で、子どもたちは大喜びです。伏見台小学校を指差し「先生!あれ、お兄ちゃんの学校やよ!」と教えてくれたり、お山に咲いている桜の木を指差し「お花咲いて綺麗やね。」と、360°の景色も楽しんでいます。シャボン玉あそびでは、シャボン玉が飛ぶたびに歓声を上げて楽しんでいた子どもたち。「先生〜!宇宙まで飛んでいったらどうする?」と言うSくんに、「宇宙まで行くかな?」と聞き返すと、「行くよ!」と目を輝かせていました。これからも大きな夢を持って、のびのび大きくなってね〜!
5歳児 さくら
進級し園の中で1番上のお兄さんお姉さんになったさくら組さん。緑色のバッチをもらいとても嬉しそうな表情で「さくらさんになったし、パラバルーンやる‼︎」「組体操も頑張らんなん」「お当番さんもいっぱいやる事あるよね」など保育者に話をしてくれて楽しみな事が多いようです。「さくらさん」という声かけに今までは「はあい」でしたが「はい!」と年長らしくピシッと決めてくれるさくら組さん。たくさんの事を経験し、楽しい思い出を増やしこうね。
お家でも園であった、楽しかった事や悔しかった事などたくさんお話しするかと思います。お話をたくさん聞いてあげてくださいね。私たちも保護者の方々と一緒に子どもたちの成長をサポートしていこうと思います。1年間よろしくお願いいたします。
さくら組さんの特別なイベントの一つ、『たけのこ掘り』に行ってきました。いつもより長い道のりを歩いていき横断歩道を二つ渡り、竹林までもう少し!子ども達を出迎えたのは長い長い坂道でした。驚く程の坂道に「ちょっとドキドキする」と言うMちゃん。「まだ元気やし大丈夫!」と言うH君。一歩一歩進んで行き、途中で少し振り返り景色を楽しんだりしながら、竹林に到着しました。園長先生からたけのこ掘りで使う道具の名前やどこにたけのこがあるのか等教えてもらい、たけのこ掘りがスタートしました!「あったよー!」と嬉しそうな顔で友だちと一緒に掘ったり、「見てー!でっかいよ!」と大きなたけのこを掘り大喜びする子ども達!お茶休憩後には、手作りのブランコ遊びやカブトムシの幼虫観察をしたり、たくさんの自然に触れ合うことができました。帰り道では「あれ?園が見える!」とみんなに教えてくれたS君。坂の上から見える景色の中になんと伏見台保育園N e oが見えたのです。園を見つけるとみんな笑顔になっていました。そして「たけのこご飯食べたいな」「たけのこって美味しいよね」と話すN君やSちゃん。「虫たくさんおったね!」と話すK君。「楽しかった〜!」の声があちらこちらから聞こえました。良いお顔をしながら話す姿に嬉しくなる保育者でした。